業務効率化(生産性向上)の取組内容

重機のバケットをワンタッチ変更で交換時間を大幅短縮

新しく重機に株式会社ミクロ様製「M LOCK」というワンタッチでバケットを簡単に取り付けられるアタッチメントに変更、バケット交換の時間を短縮、工期の大幅短縮へつなげ、これまで以上に多くの案件をこなせます。

まずバケットとは重機の先についている地面を掘り起こしたりするもので左記写真のものが一般的かと思います。

こちらのもの以外にも平らにするものや掴むもの等、種類は様々であり、工事内での作業内容によりバケットを変更することになります。

これらバケットの変更は宅地造成工事だと約 56 回変更することになり、そこを短縮できれば工期短縮につながります。

1 回の交換でこれまで30 分以上かかっており、今回変更するものだと約 10 分で交換が可能で大幅な短縮です。

宅地造成をご依頼いただけるエンドユーザー様は一般消費者の方が多く、いち早く工事を終えたという思いを抱えていらっしゃいます。

今回のアタッチメント変更による工期短縮は市場要求にマッチしていると考え、需要は十分にあると思います。

交換方法比較と CO2 削減

通常のアタッチメント

通常のアタッチメントの取付だと右記図のバケットの穴 AB とアタッチメントのリンクの穴、アームの穴をぴったりと合わせ、そこにピン(棒)を通し固定、その後ボルトで固定をし、完成になります。
重機を動かし、それぞれの穴にぴったりと合わせるには操縦技術がかなり必要となります。
また、ピンを抜く際はバケットが軽く設置する程度に置かないと抵抗が強くなり、抜くときに苦労します。
ピンを通すときと抜くときはハンマー等でピンをたたきながら作業を行うことになり、非常に手間がかかります。
さらに穴 A を取り付けた後に穴 B をアタッチメントの穴と合わせないといけないため、エンジンは切らずに交換を進めていくことになります。

通常のアタッチメント

M LOCK

一方「M LOCK」を使用すれば右記図の固定ロックにバケットの穴 A に通したピンを引っ掛け、右記写真の黄色の丸部分のボルトを締める部分があり、こちらを締めることで可動フックが広がり、穴B に通したピンに稼働フックが引っ掛かり固定され、取付完了になります。

上記の通り通常のアタッチメントに比べ、特別なマシン操作もハンマー等の道具も不要で簡単に取り付けることができます。

また、取り付けている最中は重機のエンジンを切ることができるため、CO2 の排出も削減できることができ、作業効率のアップだけでなく、環境面も配慮した変更と言えます。

クリップボード01
M LOCK